2023年07月21日更新

【介護職のキャリアパスとは？～キャリアレベルごとの平均年収～】

このブログでは、介護職のキャリアパスについて詳しく解説しました。未経験者からスタートし、経験とスキルを積み重ねることで、さまざまなポジションへのステップアップが可能です。

転職を考える際には、自身のスキルや経験を客観的に把握し、目標に合った事業所を選ぶことが大切です。将来の展望に合ったキャリアパスを築くために、常に学び続ける姿勢を持ち、前向きにキャリアを進化させていきましょう。

介護職は、未経験からスタートして経験とスキルを積み重ねることで、さまざまなキャリアパスが広がります。この記事では、介護職の役職ごとの平均年収と、それに至るためのステップについて分かりやすく解説します。

【1. 介護職員初任者（未経験者）】

主に未経験者がスタートするポジションで、利用者の日常生活のサポートを行います。平均年収は、約250万円から300万円程度です。介護初任者研修を受けることで基本的なスキルを身につけ、実務経験を積むことが重要です。

【2. 介護実務者（一定の経験・知識を持つ介護職）】

一定の経験を持つ方がステップアップするポジションで、より高度な介護業務に従事します。平均年収は、約300万円から350万円程度です。介護実務者研修を受けることで、より専門的な知識やスキルを習得し、実務経験を積むことが重要です。経験年数目安：1〜3年程度

【3. 介護福祉士】

介護福祉士は、国家資格をもつ介護の専門職として、より高度な介護業務に従事します。平均年収は、約300万円から400万円程度です。介護福祉士の資格取得と実務経験が必要です。また、介護福祉士には高い専門性が要求されるため、介護職員としての経験や介護に関する専門知識の習得が重要です。経験年数目安：3〜5年程度

【4. ケアマネージャー（介護支援専門員）】

ケアマネージャーは、利用者のケアプランを立案・管理する重要な役割を担います。平均年収は、約400万円から500万円程度です。ケアマネージャーの資格取得と数年以上の実務経験が必要であり、ケアマネージャー試験の難易度も高いため、専門的な知識やスキルが求められます。経験年数目安：5〜7年程度

【5. サービス提供責任者・施設長】

サービス提供責任者は、介護支援専門員（ケアマネージャー）の資格を持つスタッフが担当します。施設長は、介護施設全体の運営やスタッフの指導を担当します。平均年収は、約400万円から600万円程度です。介護支援専門員の資格取得が必要であり、サービス提供責任者になるには、介護支援専門員として一定年数以上の実務経験が必要です。施設長への昇進はさらに豊富な経験やリーダーシップが求められます。経験年数目安：7〜10年以上

【6. 認定介護福祉士】

認定介護福祉士は、より高度な介護業務に従事し、高齢者や障がい者の支援に専門的な知識や技術を活かします。平均年収は、約400万円から600万円です。介護福祉士の資格取得後、要件を満たし厚生労働省の認定試験に合格することで認定介護福祉士になることができます。経験年数目安：10年以上

【キャリアアップのためのヒント】

継続的な学び：資格取得や専門的な研修に参加することで、スキルや知識を向上させることができます。また、介護のトレンドや最新の情報にも常にアンテナを張り、専門性を高めましょう。
リーダーシップの発揮：マネジメント職を目指す場合、リーダーシップの発揮が求められます。自ら進んでチームを引っ張る姿勢を示し、問題解決能力やコミュニケーションスキルを磨きましょう。
経験の多様化：異なる施設やサービスの経験を積むことで、幅広い知識とスキルを身につけることができます。新しい環境での経験は成長につながるでしょう。
自己プロデュース：自分のキャリアに対して具体的な目標を持ち、自らの成長をプランニングすることが重要です。自己啓発に積極的に取り組み、自分自身の成長を促進しましょう。
ネットワークの活用：同業他社や業界団体との交流を通じて、情報収集やキャリアアップのヒントを得ることができます。人脈を広げることで新たな可能性が開けることもあります。

介護職のキャリアパスは個人の選択や努力によって大きく変わります。自分の強みや興味に合わせて、どのポジションに向かってキャリアを築くかをじっくり考えてみてください。また、転職を考える際には、経験年数や資格の取得状況を踏まえて自分の現在地を客観的に把握し、自身の成長をサポートしてくれる事業所を選ぶことが重要です。将来の展望に合ったキャリアパスを築くために、常に学び続ける姿勢を持ち、前向きにキャリアを進化させていきましょう。